小豆島の国産オリーブオイルは輸入品と何が違うのか、疑問に感じたことはないでしょうか。日本のオリーブ栽培発祥の地として知られる小豆島では、丁寧に育てられたオリーブから上質なオリーブオイルが生産されています。
しかし、輸入品との味わいの違いや、購入できる場所、さらにはグレードの種類の違いなど、選ぶ際に知っておきたいポイントは多岐にわたります。この記事では、小豆島のオリーブオイルの特徴から購入方法まで、詳しく解説していきます。
小豆島のオリーブオイルとは?

小豆島は日本におけるオリーブ栽培の発祥の地として知られています。では、小豆島のオリーブオイルはどのような経緯で誕生し、現在どれほどの規模で生産されているのでしょうか。まずは、小豆島のオリーブ栽培の歴史と現在の生産状況について詳しくご紹介します。
小豆島は日本ではじめてオリーブ栽培に成功した地域
日本のオリーブ栽培は、1908年に農商務省が三重、香川、鹿児島の3県を指定し、アメリカから輸入した苗木で試作を開始したことから始まりました。
この試みにより、香川県の小豆島だけが栽培に成功し、日本における産業用オリーブ発祥の地となったのです。
小豆島は年平均気温16℃、年間降水量約1,100mmの温暖寡雨な瀬戸内式気候に恵まれ、オリーブ栽培が盛んな地中海沿岸と似た環境が栽培成功の要因となりました。その後、試験研究が続けられ、岡山県や広島県などの周辺地域にも栽培が広がっています。
オリーブ製品は1959年に輸入自由化となり、安価な外国産に押されて国内栽培は一時減少しましたが、平成以降の健康志向の高まりにより再び注目を集め、現在では多くの都道府県で栽培されるようになりました。
国産オリーブの生産量は香川県が大半を占める
現在でも国産オリーブの生産量は香川県が大半を占めており、2015年には全国生産量の約96%を担い、直近の2025年には約85%で全国1位となっています。
2025年産のオリーブ収穫量を見ると、全国441.8トンのうち1位の香川県は373.7トンであり、続く2位の大分県は16.9トン、3位の静岡県は13.7トンでした。このように国産オリーブの生産を支える香川県では小豆島町をはじめ、土庄町や多度津町などでオリーブの栽培を行っています。
オリーブは香川県の県花・県木でもあり、県章のモチーフにもなっているほど深い関わりがあるのです。
小豆島のオリーブオイルと輸入品は味わいに違いがある

日本の市場に流通しているオリーブオイルは、国産よりも輸入品のほうが多くなっていることをご存じでしょうか。輸入品は手を出しやすい価格帯が見つかりやすい一方で、購入前に製品の品質を見極めるのが難しいのが現状です。 ここでは、小豆島のオリーブオイルと輸入品にどのような違いがあるのか、本物ならではの価値について詳しく解説していきます。
純粋なオリーブオイルは見分けが難しい
オリーブオイルとして販売されている製品の中には、純粋でフレッシュなオリーブオイルだけでなく、安価な油が混ざった製品や品質が劣化した製品が紛れ込んでいる現状があります。
こうした状況が生まれる背景には、いくつかの要因があります。まず、日本ではエキストラバージンオリーブオイルに関する明確な規格が存在せず、国際基準よりも緩い基準で流通している点が挙げられます。
さらに、原産地表示は最終的にボトリングされた国で行われるため、原料となるオリーブがどこで栽培されたかの記載義務がありません。 ラベル表記だけでは品質を判断できないケースが多いため、輸入品は純粋なオリーブオイルであるか判断しにくくなっています。
本物だからこその栄養価や味わい
純粋なオリーブオイルを選ぶことで得られる最大の利点は、オレイン酸やポリフェノール、ビタミンEといったオリーブオイルならではの栄養成分を豊富に含んでいる点です。
他の油が混入した製品ではオリーブ本来の成分が希釈されてしまうため、期待していた栄養素が満足に摂れない可能性があるでしょう。
味わいにおいても違いは明確です。本物のオリーブオイルは、フルーティーな香りとほのかな苦味、喉の奥に感じるピリッとした辛味が特徴的で、この三拍子がそろうことで料理の完成度を高めます。 こうした本物ならではの栄養価と風味を味わいたい方は、小豆島のオリーブオイルがおすすめです。
輸入品と小豆島のオリーブオイルは購入方法にも違いがある

日本では年間5万トンものオリーブオイルが消費されていますが、国産オリーブオイルの生産量は年間15トンほどと需要に比べてとても少ない現状です。そのため国産オリーブオイルは希少な存在で、全国のスーパーマーケットでは手に入りにくくなっています。 では、具体的にどのような場所で小豆島のオリーブオイルを手に入れることができるのでしょうか。ここからは、小豆島のオリーブオイルを購入できる方法について詳しく見ていきましょう。
取り扱っている販売店
オリーブオイルの販売店といえばスーパーマーケットを思い浮かべる方が多いかもしれません。輸入品を取り扱う販売店は多いですが、小豆島のオリーブオイルは一般的なスーパーマーケットでは入手が困難です。 しかし、大都市圏の高級食材を扱うスーパーマーケットでは、限られた銘柄ながら小豆島のオリーブオイルを購入できます。こうした店舗では輸入品と比較しながら選べるメリットがあるものの、取り扱い銘柄が少ないのが実情です。
香川県の土産品店
旅行や出張で香川県を訪れた際、小豆島や香川県の土産品店で国産オリーブオイルを購入できます。
ただし、土産品店では国産と輸入品が混在して販売されているため、店頭に並ぶ全てのオリーブオイルが小豆島産とは限りません。
購入時は必ず裏ラベルの原材料名の欄を確認し、「小豆島産」といった原産地表示があるものを選びましょう。判断に迷うときは、販売スタッフに産地を直接尋ねることも有効な手段です。
ネットショップ
小豆島のオリーブオイルを最も幅広く購入できるのが、インターネット通販です。「国産 オリーブオイル」や「小豆島 オリーブオイル」といったキーワードで検索をすると、小豆島のオリーブオイルが見つかります。 小豆島のオリーブ農家として80年以上の歴史を持つ「井上誠耕園」の公式サイトでは、製品の販売に加え、栽培へのこだわりを詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
小豆島のオリーブオイルの種類の違い

オリーブオイルにはいくつかの種類があり、それぞれ製造方法も品質も大きく異なります。そして、種類によって適した料理や使い方も変わってくるため、目的に応じた選び方が重要になるのです。 ここからは、オリーブオイルの基本的な分類と、それぞれの特徴を生かした使い分けについて詳しく解説していきます。
オリーブオイルは主に3種類ある
オリーブオイルは製造方法や品質によって、主に3種類に分類されます。
最高品質とされるのがエキストラバージンオリーブオイルです。化学的な処理や加熱処理を行わず、オリーブの果実を物理的に搾っただけの天然オイルで、厳しい品質基準をクリアしたものだけが名乗れます。 オリーブ本来のフルーティーな香りと豊かな味わいが特徴で、ポリフェノールやオレイン酸といった栄養成分も豊富に含まれています。
次に、精製オリーブオイルがあります。オリーブオイルに化学的な処理や加熱処理を行って精製し、脱酸・脱臭処理を施したものです。精製過程で香りや風味が失われ、ポリフェノールやオレイン酸もほとんど除去されるため、無味無臭に近いオイルとなります。
最後が、精製オリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルを少量ブレンドしたピュアオリーブオイル(オリーブオイル)です。精製オリーブオイルに比べてオリーブの風味や栄養価が含まれますが、エキストラバージンよりも低くなります。
オリーブオイルの使い分け
オリーブオイルは種類によって適した料理が異なります。
エキストラバージンオリーブオイルは、加熱調理にも使用できますが、豊かな香りと風味を生かすには生食が最適です。サラダのドレッシング、カルパッチョの仕上げ、パンに直接つけて食べるなど、そのまま味わう料理と相性が良く、オリーブの香りが料理の味を引き立てます。
一方、ピュアオリーブオイルは香りが控えめなため、炒め物や揚げ物といった加熱調理に向いています。素材の風味を邪魔せず、軽やかな仕上がりを楽しめます。このような違いがあるため、使用するオリーブオイルの特徴を生かし、料理の味わいを高められる調理法を選ぶとよいでしょう。
小豆島のオリーブオイルなら「井上誠耕園」

小豆島のオリーブオイルをお探しの方は、ぜひ井上誠耕園のオリーブオイルのお試しください。井上誠耕園では、小豆島産のオリーブオイルはもちろん、生産元にこだわったオリーブオイルやフレーバーオリーブオイルの販売を行っています。
80年以上の歴史を持つ自然農園
小豆島にある井上誠耕園は1940年に初代・井上太子治が植えた一本のみかんの苗木から始まった、80年以上の歴史を持つ農園です。
1946年にはオリーブの木が園地に植えられ、以来、小豆島の温暖な気候と水はけのよい土壌を生かしたオリーブ栽培を続けてきました。現在では約5,000本のオリーブと14種類の柑橘を育てています。
井上誠耕園では「自然と大地の恵みに感謝を込めて誠意を持って大地を耕す園でありたい。」という理念のもと、オリーブの実の品質にこだわっています。 機械を使えない斜面での草刈りや剪定、ひと粒ずつの手摘み収穫など、手間を惜しまない丁寧な作業が豊かな香りとおいしさを宿したオリーブオイルを生み出しています。
フレーバーオリーブオイルもラインアップ
井上誠耕園では、希少な小豆島産のオリーブオイルをはじめ、さまざまな種類のオリーブオイルを販売しています。
小豆島産のオリーブオイルでは、手摘みの緑果オリーブオイルや完熟オリーブオイル、甘い香りと上品でまろやかな味わいが特徴のアルベキーナ種のオリーブオイルをご用意しています。 また、海外のオリーブ農家と協力して開発した、オリーブオイルにさまざまな食材の香りと栄養素を溶け込ませた万能調味油である「フレーバーオリーブオイル」も数多く取りそろえています。ぜひこれらのオリーブオイルを活用して、食卓の彩りと変化をお楽しみください。
まとめ

小豆島は日本初のオリーブ栽培成功地であり、ここで作られるオリーブオイルは瀬戸内の温暖な気候と作り手の細やかな手入れによって、純粋なオリーブの香りや豊かな風味を楽しめます。
希少な国産品ゆえに一般的なスーパーで見かける機会は少ないですが、ネットショップなどを活用することで、本物の味を家庭で楽しむことができます。
80年以上の歴史を持つ井上誠耕園では、好みに合わせて選べる幅広いオリーブオイルを販売していますので、ぜひこの機会にお試しください。


