国内オリーブオイルの歴史は小豆島から!本物の特徴や選ぶときのポイント

オリーブオイルとオリーブと枝 選び方

健康志向の高まりとともに、毎日の料理に欠かせない存在となったオリーブオイルですが、市場には偽物と呼ばれる製品が多く出回っているのをご存知でしょうか。毎日の料理に使う油だからこそ、本物の品質を見極めたいものです。

この記事では、オリーブオイルの偽物と呼ばれる製品が出回る理由や本物を見極めるコツ、そして本物の味を楽しめるオリーブオイルの選び方まで徹底解説します。日本のオリーブ栽培発祥の地である小豆島のオリーブオイルについてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

日本のオリーブオイル栽培は小豆島がはじまり

小豆島の風景

日本のオリーブ栽培は、明治41年に始まりました。オリーブオイルを国内で自給するため、小豆島・鹿児島県・三重県の3カ所で試験的にオリーブの植樹を行い、その結果オリーブが根付き栽培に成功したのは小豆島だけでした。


小豆島は瀬戸内海に浮かぶ島であり、オリーブの原産地である地中海とよく似ていたことが成功の大きな要因と考えられます。

加えて、栽培に携わった人々の努力も実を結び、小豆島は日本のオリーブ栽培発祥の地となったのです。現在では、日本のオリーブ栽培の約95%を香川県が占めており、小豆島を中心にオリーブオイルが生産され続けています。

オリーブオイルの偽物と呼ばれる製品が出回る理由

クエスチョンマークのオブジェ

近年流通しているオリーブオイルには本物のオリーブオイルの他に、異なる食用油が混ざっていたり国際基準を満たさなかったりすることで、偽物と呼ばれる製品があることをご存知でしょうか。それらが出回る理由は、次の4つが考えられます。

量産するため

オリーブオイルとして販売されている製品には、オリーブオイル100%だけでなく、異なる食用油をミックスしているものがあります。オリーブオイルを作るにはオリーブの木を育てて実を収穫する必要があるため、増産には時間がかかります。

そのため、需要の増加に対応する手段として、異なる食用油を混ぜて量産しているケースがあるのです。このような製品を料理に使った場合、本来のオリーブオイルが持つ風味や栄養価は損なわれてしまうでしょう。

価格を安くするため

消費者の購買判断において、価格は大きな要素です。そのため流通業者の中には、品質にこだわらずに製品を安価で提供することで、販売量を増やそうとするケースが見られます。

相場よりも安く売られている製品は、オリーブオイルよりも安い食用油や品質の低いオイルを混ぜている可能性があることを覚えておくことが大切です。

日本よりも国際基準のほうが厳しい基準を設けているため

オリーブオイルの品質基準には国際基準と国内基準の違いがあり、この差が「偽物」との表現につながるケースがあります。国際オリーブ協会(IOC)では、エキストラヴァージンオリーブオイルの基準として酸度0.8%以下に加え、専門家によるテイスティング評価を義務付けています。

一方、日本のJAS規格には「エキストラヴァージン」という分類自体が存在せず、「オリーブオイル」と「精製オリーブオイル」の2種類のみです。JAS規格では酸価2.0mg以下(酸度換算で約1.0%)がオリーブオイルの基準となっており、国際基準よりも甘い基準が設定されています。

このため国内では、国際的にはエキストラヴァージンと認められない製品が「エキストラヴァージンオリーブオイル」として販売されている可能性があるのです。

本物のオリーブオイルのおいしさを味わうメリット

サラダにオリーブオイルをかける様子

せっかくオリーブオイルを味わうなら、本物のおいしさを楽しみたいところです。では、本物のオリーブオイルを選び抜くと、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、本物のオリーブオイルを楽しむメリットとして、栄養成分と香りや味わいについてご紹介します。

オリーブオイルの栄養成分が摂れる

本物のオリーブオイルを選ぶ主なメリットは、混じりけのない純粋な栄養成分をしっかり摂取できる点にあります。 オリーブオイルが注目を集める理由のひとつが、健康や美容を意識するときに魅力的な栄養素が豊富に含まれている点です。オレイン酸やポリフェノール、ビタミンEなども豊富です。

しかし、他の植物油と混ぜた偽物と呼ばれる製品や、酸化が進んだ粗悪品では、期待している栄養が含まれているとは限らないでしょう。オリーブオイルの栄養成分をしっかり摂るためには、本物を見極めることが大切です。

香りや味わいが良い

本物のオリーブオイルは、偽物と呼ばれる製品と比較して香りや味わいに明確な違いが現れます。質の良いオリーブオイルは青リンゴや若草を思わせるフルーティーな香りが特徴です。口に含むと、オリーブ本来の豊かな風味が広がり、ほのかな苦味や辛味が感じられます。


一方で、偽物と呼ばれるオリーブオイルは油っぽさが目立ち、ほとんど香りが感じられません。嫌な酸っぱさが残ることもあります。

焼き魚やサラダにひとかけするだけで、家庭料理が格段においしく仕上がるのは、本物ならではの魅力といえるでしょう。

本物のオリーブオイルを見極めるコツ

チェックリストとペン

本物のオリーブオイルを見極めるには、次の5つの点を意識することが大切です。

・製品化までの情報を確認する

・認証マークを確認する

・酸度を確認する

・遮光ボトルを選ぶ

・受賞歴やテイスティングで品質を確認する それでは詳しく見ていきましょう。

製品化までの情報を確認する

オリーブオイルのラベルに記載されている原産国は、ボトリングされた国を指すため、記載されている地域で栽培・搾油されたオリーブとは限りません。そのため、ラベルに記載された原産国の情報だけでは判断が難しいのが現状です。 どの地域のオリーブが使われているかによって風味が異なるため、好みに合うオリーブオイルを選ぶためには産地を確認しておきましょう。栽培された農園や栽培・搾油の方法などがホームページや商品に記載されていれば、購入を判断する際の安心材料となります。

認証マークを確認する

本物のオリーブオイルを見分けるには、認証マークの有無を確認することも有効です。

有機JASマークやユーロリーフ、USDAオーガニックといった認証マークは、厳格な基準をクリアした証明となります。これらの認証を取得するには第三者機関による審査が必要なため、品質への信頼性が高まります。

認証マークは客観的な品質保証の指標となり、偽物と呼ばれる製品や粗悪品を避ける手がかりとなります。

酸度を確認する

オリーブオイルの品質を判断する上で、酸度は見逃せない重要な指標です。オリーブオイルの酸度は、低いほど新鮮で品質が高いことを意味します。

国際基準では、エキストラヴァージンオリーブオイルの酸度は0.8%以下と定められています。酸度はオリーブの収穫方法や、収穫から搾油までに要する時間などによって変化するため、品質の良いオリーブオイル選びの判断材料となります。

遮光ボトルを選ぶ

オリーブオイルの品質を守るために、遮光ボトルを使用する必要があるため、どのようなボトルに入っているかという点も品質の良いオリーブオイル選びに役立ちます。

オリーブオイルは光に極めて弱く、紫外線はもちろん室内の蛍光灯の光でさえも酸化を進行させてしまうのです。そのため、本物のオリーブオイルは濃  緑色や茶色などの色付き遮光瓶を採用しています。

本物のオリーブオイルを選ぶときに気をつけること

スプーンに垂れるオリーブオイル

本物のオリーブオイルを選びたいと思うときは、本物に共通しやすい要素を確認するだけでなく、偽物と呼ばれる製品や低品質のオイルを避ける工夫も大切です。ここでは、本物のオリーブオイルを選ぶときに気を付けたいポイントを2つご紹介します。

相場に合う価格を選ぶ

本物のオリーブオイルを選ぶときには、相場に合う価格の製品を選ぶことが大切です。オリーブの実の収穫から搾油、販売が行われるまでの過程には相応のコストがかかるため、極端に安価な製品には慎重な判断が必要です。

利益が確保できないほど安い価格で販売している製品は、他のオイルを混ぜて安価を実現している可能性があります。ただし、高価格であれば高品質と言えるわけではなく、低品質なオリーブオイルを高値で販売している可能性もあるでしょう。 本物のオリーブオイルを手に入れるには品質と価格をよく確認し、総合的に判断することが大切です。

保管状況を確認する

オリーブオイルを購入する際には、店舗での保管状況も確認しておきましょう。理想的な購入場所は、商品の回転率が高く、温度管理がされた売り場です。

オリーブオイルは光や熱に弱いため、せっかく本物を選んでも、店舗での保管状態が悪ければ品質は落ちてしまいます。購入前に売り場環境をチェックすることで、新鮮でおいしいオリーブオイルを手に入れられるでしょう。

小豆島の自然農園が手掛けるオリーブオイルで本物のおいしさを楽しもう

オリーブの木

国際基準に基づいた本物のオリーブオイルのおいしさを味わいたい方は、ぜひ小豆島の4代続くオリーブと柑橘農家「井上誠耕園」が手掛けるオリーブオイルをお試しください。 エキストラヴァージンオリーブオイルや精製オリーブオイル、果実の香りを溶け込ませたフレーバーオリーブオイルなど、バリエーション豊かな食用オリーブオイルをご用意しています。ここでは、井上誠耕園のオリーブオイルづくりについてご紹介します。

井上誠耕園は小豆島にある農園

井上誠耕園は80年以上の歴史を持ち、約5,000本のオリーブや柑橘を栽培する小豆島の4代続く農園です。井上誠耕園では、風味の異なるこだわりのオリーブオイルを多数ご用意しています。 数量に限りがある小豆島産アルベキーナ種を使用したオイルは南国フルーツのような甘い香りと上品でまろやかな味わいが特徴で、単一品種のみを使用したぜいたくな一品です。

また、独自の「アグロマット製法」を採用し、柑橘と同時に搾ったオリーブオイルも人気商品です。オリーブとレモンを最適な熟度で収穫し、一緒に搾ることでレモンの爽やかな香りをオイルに溶け込ませています。このように、さまざまな風味のオリーブオイルをご用意していますので、ぜひお楽しみください。

スペインやオーストラリアの農園との協力体制

小豆島でのオリーブ収穫量には限界があるため、井上誠耕園はより多くの方に本物のおいしさを届けるべく、海外の信頼できる農家との協力体制を築いてきました。

2005年にスペインのアンダルシア地方で出会ったオリーブ農家とは、20年にわたりオリーブオイルを共同生産しています。農薬を使わない有機栽培を長年実践しており、自然のサイクルを大切にしている農家です。
さらに、オーストラリアの農家との共同開発により、レモンの爽やかな香りが溶け込んだフレーバーオイルが日本の夏にご用意できる体制づくりも実現しました。このように井上誠耕園では国境や言葉の壁を超えて納得いくまで議論を重ね、品質にこだわりながら量産する体制を整えています。

まとめ

オリーブオイルとサラダとオリーブ

さまざまな製品が販売されているオリーブオイルですが、市場には増量や低コスト化を目的とした、国際基準を満たさない製品も存在します。オリーブオイル本来の味を楽しむためには、本物を見極めることが大切です。

日本のオリーブ栽培発祥の地である小豆島の井上誠耕園では、こだわりのオリーブオイルを皆さまの食卓へお届けしています。ぜひこの機会に、井上誠耕園のオリーブオイルをお試しください。

オリーブオイルを小豆島の自然農園「井上誠耕園」よりお届けします | 井上誠耕園
「自然と大地の恵みに感謝を込めて、誠意を持って大地を耕す園でありたい。」そんな願いを込めて名づけた園地では、約4,500本のオリーブと14種類の柑橘を大切に育てています。瀬戸内海、小豆島特産のオリーブオイルをどうぞご利用ください。