オリーブの実をおいしく味わいたいと思ったことはないでしょうか。実は収穫直後の実や加工前のオリーブは、そのまま食べると強い苦みがあり、おいしく味わうことができません。
しかし、適切な処理をすることで、サラダやパスタなどのさまざまな料理においしく活用できます。
この記事では、オリーブの実の渋抜き方法から保存方法、おいしい食べ方、購入できる場所まで詳しく紹介します。家庭で手軽にオリーブの実を楽しむための情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
オリーブの実をおいしく味わおう

オリーブの実は、そのまま口にすると強い苦みがありますが、適切な処理を施すことで食卓を彩る魅力的な食材に変わります。栄養価の高さや独特の風味は、地中海料理をはじめとする多くの料理で親しまれている理由です。
まずは、オリーブの実が持つ栄養面での魅力と、生のままでは食べられない理由について詳しく見ていきましょう。
オリーブの実は栄養がたっぷり詰まっている
オリーブの実には、健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。主な成分として、悪玉コレステロールの抑制に役立つオレイン酸や、抗酸化作用を持つビタミンEが挙げられます。
さらに、活性酸素の除去に働くポリフェノール類も含まれているため、体の内側からのケアをサポートすることが期待できるでしょう。加えて、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンや、腸内環境を整える食物繊維も豊富です。
オリーブの実を料理に加えれば、これらの栄養素を日々の食事で手軽に取り入れられるでしょう。
生で食べると苦みが強い
オリーブの実は、見た目にはおいしそうに見えますが、収穫したままの生の状態では食べられません。口に含むとすぐに、舌がしびれるような強い苦みと渋みが広がります。これは、オレウロペインというポリフェノールが含まれているためです。
この成分は虫や鳥から実を守るために作り出されている天然の防御物質ですが、人間にとっては抗酸化作用などの健康効果がある一方で、そのままでは食べることを困難にしています。
完熟して黒くなったオリーブは緑色の実よりも糖度が上がるため、やや苦みがマイルドになりますが、それでも生食には適さない強さが残っています。
そのため、オリーブの実をおいしく味わうには、「渋抜き」という下処理が必要になるのです。
オリーブの実は渋抜きをするとおいしく味わえる

オリーブの実をおいしく食べるには、渋抜きという下処理が欠かせません。この工程を経ることで、生のままでは食べられなかった実が、料理に使える食材へと変わります。
渋抜きの方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれ所要時間や仕上がりの風味が異なります。また、渋抜き後の保存方法を工夫することで、長期間おいしさを保つことも可能です。
ここからは、家庭でも実践できる渋抜きの手法と、加工後の保存のコツについて詳しく見ていきましょう。
渋抜きは複数の方法がある
オリーブの実の渋抜きには、いくつかの方法があります。
代表的な手法が、苛性ソーダを使った方法です。この方法は比較的短期間で渋抜きができ、シャキシャキとした食感を楽しめます。ただし、苛性ソーダは劇薬に指定されているため、購入時には手続きが必要で、取り扱いにも十分な注意が求められます。
一方、家庭で手軽に試せるのが塩を使った方法です。時間はかかりますが、オリーブの実に塩をまぶして冷蔵保存するだけで渋抜きができます。出来上がった塩漬けは塩辛いため、食べる前に塩抜きの工程を加えると良いでしょう。
このほか、重曹や水を使った方法もあり、それぞれ仕上がりの風味や食感が異なります。ご自身の好みや手間のかけ方に合わせて、適した渋抜き方法を選んでみてください。
塩漬けにして保存する
渋抜きしたオリーブの実は、塩漬けにすることで長期保存が可能になります。
塩漬けの基本は、適切な濃度の塩水にオリーブの実を完全に浸すことです。清潔な瓶に移し替えてふたをしっかり閉め、冷蔵庫で保管しましょう。
塩水の濃度管理が品質を左右するポイントです。濃すぎると塩辛くなり、薄すぎると保存性が低下するため、適度なバランスが求められます。苛性ソーダで渋抜きをした場合、塩漬けの濃度は4%程度が目安ですが、長期保存したいときは10%近くが良いでしょう。
加工したオリーブの実の食べ方

渋抜きと塩漬けの処理を終えたオリーブの実は、いよいよ食卓で活躍する時を迎えます。加工済みのオリーブの実には、大きく分けて二つの楽しみ方があります。
一つはそのままの風味や食感を活かして味わう方法で、もう一つは熱を加えることで新たな味わいを引き出す方法です。それぞれの食べ方には、オリーブの実ならではの魅力を最大限に引き出すコツがあります。
ここからは、家庭ですぐに実践できる具体的な活用法を見ていきましょう。
そのまま食べる
加工したオリーブの実は、そのまま食べても十分においしく味わえます。代表的な食べ方として、マリネがあります。オリーブの実に玉ねぎやにんにく、赤唐辛子などを加えたマリネ液に漬け込むと、彩り豊かな一品に仕上がります。ひと晩寝かせることで味がなじみ、旨味が増すため、おつまみとしても最適です。
サラダに加える方法も人気があります。ブロッコリーやたこを組み合わせたり、アンチョビと一緒にポテトサラダに混ぜ込んだりすると、オリーブの実の塩気が野菜の甘みを引き立てます。
また、ハムやトマト、パンと一緒にピックで留めるだけのピンチョスは、手軽でありながらおしゃれな前菜として活躍します。
加熱して食べる
オリーブの実は、加熱調理することで新たな風味や食感が生まれ、料理の幅が大きく広がります。
パスタ料理ではエビやアンチョビ、ツナなどと相性が良く、オリーブの実の塩気がソース全体に溶け込んで味わい深い仕上がりになります。刻んで加えると、より味がなじみやすくなります。
煮込み料理にも適しており、魚介の旨味を引き出すアクアパッツァには欠かせない食材です。白身魚やアサリと一緒にミニトマトやニンニクと煮込むことで、スープにコクと深みが加わります。天ぷらにして食感の変化を味わうのもおすすめです。
オリーブの実はどこで買える?

オリーブの実は渋抜きや塩漬けの処理を自分で行うこともできますが、すでに加工された商品を購入すれば、手間をかけずにすぐ料理に使えます。とはいえ、どこに行けばオリーブの実が手に入るのか、初めて購入する方には分かりにくい面もあるでしょう。
実は、身近な場所から専門性の高い通販サイトまで、オリーブの実を買える場所は意外と多く存在します。ここからは、オリーブの実を購入できる具体的な場所と、それぞれの特徴について見ていきましょう。
デパートやスーパー
オリーブの実は、身近なデパートやスーパーでも手軽に購入できます。
大手デパートでは、瓶詰めや缶詰タイプのオリーブの実が販売されている傾向があります。塩漬けやオイル漬けなど、すぐに料理に使える加工済みの商品が中心で、そのまま食べられるタイプも見つかるでしょう。
しかし、近所のスーパーでは店舗によって品ぞろえに差があるため、小規模な店舗では取り扱いがない場合もあります。
ネット通販
オリーブの実を購入する方法として、ネット通販の活用も便利です。
大手通販サイトでは、塩漬けやオイル漬け、ブラックオリーブやグリーンオリーブなど、さまざまな種類の商品が販売されています。店舗に足を運ぶ時間がない場合でも、自宅から気軽に比較検討できる点が魅力です。
産地直送の商品を扱う専門店の通販サイトでは、収穫時期に合わせた新鮮なオリーブの実が購入でき、生産者のこだわりや品質へのこだわりが伝わる商品が見つかります。
井上誠耕園では小豆島のオリーブの実を販売しています

小豆島は日本を代表するオリーブの産地であり、長い歴史の中で培われた栽培技術と加工方法が受け継がれてきました。
井上誠耕園は、そうした小豆島のオリーブ栽培を80年以上支えてきた農園のひとつです。ここでは、井上誠耕園の歴史や栽培へのこだわり、そして数量限定でご用意している貴重なオリーブの実について紹介します。
井上誠耕園とは?
井上誠耕園は、小豆島で80年以上の歴史を持つオリーブ農家です。その始まりは1940年に植えた一本のみかんの苗木でした。1946年には園地にオリーブの木が植えられ、現在では約5,000本のオリーブや柑橘の木を育てています。
小豆島は雨が少なく温暖な瀬戸内海の気候と水はけの良い土壌がオリーブ栽培に適していたことから、島を代表する産品へと成長しました。小豆島の斜面では機械が使えないため、草刈りや剪定、収穫まで全ての工程を人の手で丁寧に行っています。
井上誠耕園は小豆島の豊かな食文化を広めるため、「小豆島せとうち感謝館」を立ち上げ、手作りの良さを伝える活動にも取り組んでいます。
貴重な小豆島オリーブを数量限定で販売
井上誠耕園では、わずか数週間しか収穫できない緑の若い果実を使った「新漬けオリーブ」を数量限定で販売しています。この商品は、塩水に漬け込んだオリーブの浅漬けで、年に一度、収穫の季節にしか味わえない小豆島の秋の味覚として親しまれています。
収穫量によっては販売できない年もあり、発売できても在庫がなくなり次第終了となる貴重な商品です。オリーブの実本来のフレッシュな風味を楽しみたい方は、井上誠耕園の公式オンラインショップでお買い求めいただけます。
まとめ

オリーブの実を手軽に味わいたい方は、産地にこだわった本格的な商品を試してはいかがでしょうか。
井上誠耕園では、小豆島で丁寧に育てたオリーブから作る新漬けオリーブの他、果実を手摘みして搾ったエキストラヴァージンオリーブオイルもご用意しています。
若草のような爽やかな香りが特徴で、サラダやマリネはもちろん、加熱調理にも最適です。天然オリーブ油100%の品質をぜひ一度お確かめください。


